雑学情報のページ


他のページには収まらない、ちょっとは役に立つかな、面白い話題かなと思われる情報を集めたページです。
各情報のおおまかな位置情報 → [雑学情報位置マップ]


■ 奈良の墨 (にぎり墨体験) ■

このあたりを歩くと墨や筆を売っているお店をよく目にします。「古梅園(こばいえん)」という有名な墨やさんもあります(外国人に3度場所を聞かれました)。奈良の墨は、全国の95%ぐらいを占める有名なものだそうです。

JR奈良駅から徒歩で約5分ぐらいのところにある錦光園(きんこうえん)という墨やさんでは、墨を自分の手でにぎって造る「にぎり墨」の制作を体験させてもらえます。(1丁あたり1000円ということです) 子供と2人で体験しました。(2002年4月7日。写真は小2の子供が握った墨です。長さ約10cm程度です。) 
独特な香りのする工房で、あまり手も汚さず(けど、ほんの少しは靴や服にも汚れが付くから気をつけて・・・・)に、世界でただ一つだけの墨を造ることができました。その場で桐箱に入れて持ち帰らせてもらえます。(持ち帰ってから約1ヶ月乾燥の手入れが必要です)
日時は決められていないようですので電話で確かめてみましょう。
申込先などはこちらのページより → [錦光園(きんこうえん)さんのサイト]


■ マンホール ■

この辺りでは、たまに下を見て歩いてみて下さい。
マンホールも奈良らしい意匠が凝らされていますよ。
写真・マンホール


■ 郵便ポスト ■

この辺りでは、郵便ポストが笠をかぶっていますというか、お寺の屋根がのっかっています。屋根の下の文字は・・・・
大和路おもいで発信ポスト
世界遺産に学び、ともに歩むまち − なら
写真・郵便ポスト


■ ちょっとこわーい絵図(子供が嘘をつかないようにするために役立つ?) ■

ならまちの一角にある名も知れぬ祠の上に古い絵図がかかっています。(音声館の前の細い路地を入ってすぐのところ))
閻魔大王がいたり、嘘つき(?)の舌を抜く鬼がいたり、いわゆる地獄を描いた絵図でしょうか? 実物は薄くかすれていて少し見にくいものですが、デジカメ写真を少し加工してアップしました。
こわいものを見たい人、子供にお話をする人はこちら → [ならまちにあるこわーい絵図]


■ 商店街 ■

近鉄奈良駅からならまちの方へアーケード付きの商店街が通っています。
ぱっと見れば、ひとつに見えますが、詳しく言えば、次の3つに分かれています。
◆東向(ひがしむき)商店街
駅に近いだけあって、人通りも多くにぎやか。距離も一番長く、当然いろんな店も多い。逆に言えばシーズンの時は人混みで歩きづらい。
◆餅飯殿(もちいどの)商店街
由緒ありそうな名前です。東向きほど人ごみはなく、いろいろなお店があるので、きょろきょろしながら歩くのにいい商店街だと思います。
◆下御門(しもみかど)商店街
とても短い商店街です。ならまちへ抜ける直前の花道(?)といった感じでしょうか。ほんのり昔ながらの雰囲気が残っています。

■ ひがしむき ■

南北に通っているのに「東向(ひがしむき)」とはこれいかに?
→ 昔、この道の東側が興福寺の境内で、道の西側だけに家が並び、家が東向(ひがしむき)に並んでいたことから、この町名になったとか。

■ もちいどの ■

餅飯殿(もちいどの)商店街は、どうして「もちいどの」と呼ばれるのか?
→ 吉野黒滝村に伝わる民話によると・・・・
詳しくは、商店街途中、ゲームセンターとスポーツ用品店の間の小道を入ってみましょう。民話が掲示されているかもしれませんし、もちいどのという名前にちなんだ笹餅飯(ささもちい)という昔ながらの食べ物を売っている箱屋さんで尋ねてみましょう。
距離は短いですが猿沢池に抜けるなかなか雰囲気のある路地裏道です。

■ 庚申堂の身代わりざる ■

ならまち界隈の家の軒先には、手のひらほどの大きさのこんな奇妙なものがぶら下がっています。なんでしょう?
写真・身代わり猿
庚申堂にいわれが掲示されています。
三尸(さんし)の虫と呼ばれる想像上の三匹の虫が人の身体に住んでおり、六十日に一回訪れる「庚申」の日、人が眠っている間に体から抜け出して、その人の悪事を天帝に告げ口をするという言い伝えがあった。天帝に命じられたあまのじゃくが、その人に罰を与えるので、「庚申」の日の晩は、住民が集まって寝ずに過ごして、三尸の虫が体から出るのを防いだという。また、あまのじゃくは猿が嫌いなので、この人形を猿の代わりとしてつるしていたそうな。あまのじゃくはコンニャクも嫌いだそうだ。

■ 奈良公園はどこまで? ■

奈良公園という「公園」は、どこまでをいうのでしょう? 柵とか塀になどに囲まれた「公園」はありません。わたしは、鹿さんが遊んでいる範囲(地図の緑色の部分)を奈良公園だと、勝手に思いこんでいます。厳密には、下の2つの範囲があるそうです。
◆「都市公園法」にもとづく「県立奈良公園」:
だいたい、上の範囲と同じですが、興福寺・東大寺・春日大社・国立博物館などの社寺境内地や国の施設用地は含めていないそうです。
◆「文化財保護法」による「名勝奈良公園」:
社寺境内は含まれる上、県庁や一部一般民家までも含む。ただ、春日大社境内地は含まれない。
このため、どちらの法律による範囲にしろ、飛火野や鹿の鹿苑は「奈良公園」にはふくまれないことになるそうな。

■ 奈良町(ならまち)とは? ■

奈良町という「町名」はありません。古い町家や町並みが集まる元興寺の旧境内界隈が観光ルートとして人気が高く、このあたりをそう呼んでいることが多いようで、わたしも勝手にそう思いこんでいます。厳密には、奈良市はこの一帯を中心としたある範囲を「奈良町都市景観形成地区」に指定しているそうです。「町名」とまちがえやすいので、このサイトのページでは「ならまち」と書いています。
(ちょっと足を踏みはずして?)→ならまちの北側、猿沢池の南西の方角の一帯は、夜の(?)ならまちという風情のするところです。入り組んだ細い路地、いろいろな飲み屋さん、昔の花街風の家並み、子供は入れない大人の劇場などなど。えべっさんで有名な南市(みなみいち)の恵比寿神社はこの真ん中あたりにあります。

■ 参考書 ■

本屋さんに並んでいる一般のガイドブックではなく、ならまち、奈良公園のことを少しつっこんで知るために、私が読んだ本です。
◆遊歩 Vol.3 奈良公園・奈良町 
(1987/8/6発行 ISBN4-89026-026-9 C2326)
◆こんなにおもしろい奈良公園<新潮社・とんぼの本> 
(1988/1/25発行 ISBN4-10-601954-X C0325)

  

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